●１８９９年（明治３２年）、「上武鉄道株式会社」として創業、１９５０年に刊行された、きわめてレアな「五十年史」。●鉄道２路線を有し、旅客・貨物輸送を行っています。過去には、乗合バス・貸切バス事業、索道事業（三峰ロープウェイ）も行っていました。バス部門は「秩父鉄道観光バス」に分社。三峰ロープウェイは廃止されましたが、子会社の宝登興業では、現在も索道事業（宝登山ロープウェイ）を行っています。現在の秩父本線終点・三峰口駅から秩父市大滝地区（旧大滝村）へ路線を延長する計画がありましたが、中止となっています。三峰口駅の引き上げ線はその名残であり、かつては鉱山のホッパーまでつながっていました。また、大滝村方面にケーブルカーを建設する計画もあったといいます。きわめて珍しく入手困難な、創業５０周年記念誌。よろしくご検討、入札ください。Ｂ５判、１０６ページ＋巻末綴じ込み鳥瞰図（石川ＭＡＴＳＵＯ：画。裏面に、「秩父鉄道」ではなく、愛称でもある「秩父電鉄」の名称が記されています）。 ●非常に貴重な私鉄の資料。Ｂ５判、１０６ページ＋巻末綴じ込み鳥瞰図。いかんせん、終戦５年後、まだ紙事情があまりよくなかった時代の刊行物。現在のようなハードカバーの贅沢な作りの社史ではありませんが、結構なページ数があり、内容も詳しいです。表紙や背の部分はそれなりに傷みやしみがありますが、中身は幸いにしてわりと良い状態を保っており、書き込みや旧蔵印もありません。よろしくご検討、入札ください。