人間国宝シリーズ30/月山貞一・重要無形文化財・日本刀・刀身彫刻に於ても現代刀匠中の第一人者/米光光正・重要無形文化財・肥後象眼・透

商品説明
人間国宝シリーズ30/月山貞一・重要無形文化財・日本刀・刀身彫刻に於ても現代刀匠中の第一人者/米光光正・重要無形文化財・肥後象眼・透

昭和67年 40P ゆうメール・レターパック規格外 26.5㎝×36cm 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

月山昇、刀銘初め貞光、のち貴照、昭和四十一年から祖父の名を襲い、貞一と改めた。一般に(ていいち)と呼び慣らされているが、氏は(さだいち)と呼ばれることを望んでい る。十一歳の時から鍛刀を学び、月山家伝統の綾杉伝のほか 五ヶ伝のすべてを完全にこなし、四十六年重要無形文化財認定を受けた。作刀技術はもちろん、刀身彫刻に於ても現代刀匠中の第一人者であり、現在も奈良県桜井市の三輪山麓の鍛刀場で作刀活動とともに、子息貞利をはじめ多くの門人の養成に余念がない。

貞一氏にとって、六十年に及ぶ刀工としての生活は、戦後 の長い混乱、最近の玉鋼をはじめとする諸材料の不足など苦 労の連続であった。しかし、物質的な苦労をこえて、鎌倉以 来の月山鍛冶の伝統を受けつぐ誇りと、月山家の技術を後代に伝える義務を負った精神的緊張と、伝統技術をさらに前進 発展させるための絶え間ない精進と、これが月山貞一氏の芸 術を完成させたのである。

「耐える」、貞一氏はこの文字を生涯の座右の銘としている。 耐えて力を蓄える、誰の見ていない所でも全力を尽くす、手を抜 かない、骨の髄からの刀鍛冶である貞一氏は、今日もより優れた 作品をめざし長い階段を登り続けている。そして日本刀の世界も その一段ごとに新しい展望と新しい可能性が開かれ続けてきた。 鉄から日本刀へ
現代生活は鉄のさまざまな利用によって成り立っている。 ただ、鉄といっても化学記号の記で示されるような純鉄は、 医薬品として用いられるくらいのもので、われわれが通常加 工し利用しているのは炭素鋼・合金鋼・鋳鋼の三種類に大別 される広い意味での合金である。

お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。

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